現実では絶対出せないようなスピードでサーキットや街中を疾走…
幾多のライバルをぶっちぎり、表彰台の頂点に立つ…
スリルとワクワクが両立するレースゲームというジャンルは、ビデオゲーム黎明期から現在に至るまで人気ジャンルであり続けています。
では、レースゲームはどのように進化してきたのでしょうか?どんなタイプのレースゲームがあるのでしょうか?ご存知ない方も多いと思います。
今回は、レースゲームの歴史についてご説明しようと思います。
実際のミニカーを操作!『ミニドライブ』
レースゲームの原点はどこにあるのか?と歴史を遡っていくと、何と1959年に発表された『ミニドライブ』までたどり着くことができます。
ミニドライブは家庭で遊ぶゲームではなく、デパートの遊技場(ゲームセンターに近いもの)に設置されていました。
ビデオゲームが普及する前、ゲームマシンは全てアナログのものでした。今でもワニをハンマーで叩くゲームがゲームセンターに置かれていますね。
ハンドルを握り、ミニカーを操作してベルトコンベア式のコースを走ってポイントを稼いでいくというゲームでした。
現在のレースゲームとは遊び方が異なりますが、半世紀以上前から「車を操作する」ゲームは人々に親しまれていたんです。
まるで実際のドライブ!リアリティ追求タイプ
ビデオゲームがゲームセンターや家庭用ゲーム機で一般に浸透していく中で、レースゲームは大きく分けて2種類のタイプに分かれていきます。
その一つ目が、実際の車を運転する感覚をそのままゲーム上で味わえるように、リアリティを追求したタイプです。
このタイプのレースゲームでは、実在の車やサーキットが登場するものも多数あります。
そんなリアリティ追求タイプの最初期のヒット作は、1982年にナムコからゲームセンター用筐体として発売された『ポールポジション』です。
ハンドル以外にアクセルやブレーキ、LOWとHIGHの2段ギアを操作できるなど、本物のレーシングカーを操作している感覚を楽しめるゲームでした。
その後、ゲームのグラフィックの向上とともに、『リッジレーサー』(1993年)や『グランツーリスモ』(1997年)といった現在まで続くヒット作が生まれていきました。
アイテムを使ってライバルを蹴散らす!アクションレースタイプ
リアリティ追求タイプと双璧をなすのが、アクションレースタイプです。
コース上に様々なアイテムが設置され、それをうまく使って相手の邪魔をしながら1位を目指す…
「レースゲームと言えばこれでしょ!」という方も多いのではないでしょうか。
このタイプの代表作は、任天堂から1992年に発売された『スーパーマリオカート』です。
マリオたちがカートに乗り込んでバトルを繰り広げる本作は、現在まで定期的に新作が発売される超人気シリーズになっています。
いかがだったでしょうか。あなたはリアリティ追求タイプとアクションレースタイプ、どちらが好みですか?
それぞれに違った魅力があるので、贅沢に遊ぶのもいいかもしれませんね!
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